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恋愛平行線

♪ めぐり逢えたら ではなく めぐり逢うのさ 今も

  俺が息をし始めた その時君も息づいた 萌え立つ緑に立ちあがった 二人呼び合うように
  やがて 出会う舗道のはしと はじで俺達は何かに つき動かされるように 歩き始めた

  君を見つめたら 彼女もみつめかえした 工場のサイレンが鳴る プールのネットごし

  吹き上がる蒸気の中 積み荷かついで貯えた 二人のためさ むだもせず死ぬ気で働いた でも

  きびしい時代がやってきた やがて仕事がなくなり 君との仲もこじれて 部屋を飛び出すとき

  君をみつめたら 彼女もみつめかえした ひきちぎられた どんづまりに 生きる理由をまださがす?

  あふれる水をたたえた プールも 今は枯れはてた この愛のように

  めぐり逢えたら ではなく めぐり逢うのさ 今も

  ひらいた傷から うめき声がもれる かすんだ街の灯の下 何も残っちゃいない
 
  ふたつの色はひとつに とけあう事もなく いつか 
  やがて すれちがう舗道を 二人歩き出した          ♪

 (作詞作曲:甲斐よしひろ)

公の人といってもいいと思う、甲斐よしひろって人は。
公の立場になって、いろいろ別れと出会いが繰り返されてきた。

バンドがいいのか、一人がいいのか、プロとしての結びつきを求めるのか。

多分、この人は1人では自分の色をうまく出せない人何だと思う。

でも、それぞれの新たなスタートを切るときの意気込みみたいなものは、その時に応じて感じてきた。

複数の人と組んでやっても、真の一にはなれない。
お互いがお互いをサポートし合って、メインの人を前面に出しつつ、個性豊かな集団となるのが一番いいのかな。

この曲が出た頃は、甲斐のソロ第二期のスタートで、なんだかそんな心情を曲にしたみたいだと感じていた。

しかし、ポップな感じのこの曲、それでいて真実を突き動かすというか物事を言い当ててるような気がしたんだ。

恋愛は、二人溶けあうものかもしれないけれど、結局は男女それぞれ平行線でいる。
それはソロとかバンドとか、ミュージシャンとしての活動行為にも似て、浮き沈みが繰り返される世界のことなのかもしれない。







# by mon1011s | 2012-05-22 22:12 | | Trackback | Comments(1)

かけがえのないもの

♪ あせたスウェードのシューズで おどる変わりばえもしないダンス
  ほころんだ胸の傷あと つくろえずに

  君のあこがれだった 俺のメッキもはげてしまった
  見抜かれた瞳に映る俺は ただの奴

  かけがえのないもの (偽りの)
  光りもない目でみないで
  かえがえのないも君 (炎が)
  その目にもどる時まで

  うばいかえそうと思った 強くむすばれてたあの日々を
  ならべたウソを つくろうセリフをはき

  そして君は帰ってきた 顔に微笑みさえ浮かべて
  でもまぶしい何かは 失われたまま

  かけがえのないもの (偽りの)
  光りもない目でみないで
  かえがえのないも君 (炎が)
  その目にもどる時まで

  一生分の約束をする君と 燃えたつ火が その瞳によみがえる日まで

  働くすべてをもちかえる 眠る顔にかかる髪をはらい
  消えないようにと 君を今夜抱く

  かけがえのないもの (偽りの)
  光りもない目でみないで
  かえがえのないも君 (炎が)
  その目にもどる時まで

  かけがえのないもの (偽りの)
  光りもない目でみないで
  かえがえのないも君 (炎が)
  その目にもどる時まで             ♪

 (作詞作曲:甲斐よしひろ)

「愛と呼ばれるもの」という曲が、このアルバムで特別な曲だとしたら、それ以外の曲の中では最もフラットに・・・というか、気に入ってた曲だった。

後にセルフカバーされたこの曲。
確か、母親にささげた曲としてのセルフカバーだったかな。

アレンジはこの方がいいと思ってたんで、セルフカバーされたのが意外だったし、母親にささげた曲というより修復できそうにない男女における男の気持ちというか、か細い希望を歌ったような曲だったと思う。

それをさしおいても、曲を聴くのにこんなに気持ちが浮き立たないというか、高揚感じゃなくて安定感というか、落ち着いたような気持ちというか。

ボクはそれをフラットな気持ちだと思ってるけど、何も曲を気に入って聞くのに絶対昂揚感など、必要もないだろうと思う。

今でも自分でCD作って、曲を選んで入れる時、この時のこの曲は外さないね。







# by mon1011s | 2012-05-16 22:48 | | Trackback | Comments(4)

GET!

♪ o-le
  気にいったのは お前の香水が このBARで一番最高だったからさ

  群がる男を さばく高飛車な目つき チヤホヤされすぎの恥しらずな悪女

  こんな夜更けに愛してるなんて 云わないでくれよ
  寒い心あつくする だれかが 今 欲しいだけ それが お前さ

  GET! 今夜お前をゲット そばにいてくれよ
  GET! 一緒にいろよ でも朝になれば 出て行けよ

  首っ玉に からめた長い足で 俺を骨ぬきにするつもりなのかい

  「食べごろよ」と 誘う子供のお前 なめてきれいにして ホラほうりだそうか

  あらゆる楽しみを約束する 相手が欲しいだけ 
  分かってるだろう 一夜限り 傷をいやす だれかがいい それが お前さ

  GET! 今夜お前をゲット そばにいてくれよ
  GET! 一緒にいろよ でも朝になれば 出ていきな

  のばした手で 俺のズボンをまさぐりながら 壁におしつけて俺に何をする気だい

  男らしさを決めるのは 女じゃあなく男だぜ
  真夜中 4時5分過ぎの レッドカードの からさわぎ それが お前さ

  GET! 今夜お前をゲット そばにいてくれよ
  GET! 一緒にいろよ でも朝になれば消えな でも夜には また会えるかい?        ♪

 (作詞作曲;甲斐よしひろ)

何と表現していいのか分からないけれど、この曲は好きだな。
アルバムの中の展開上、いきなり軽く明るくなったというイメージと、こういう軽さというか、展開は甲斐にはなかったものじゃないかと感じてしまって。

人間、いつも重きゃいいってもんじゃないし、そりゃ軽いのもよくないけれど。

急な展開で、変わり身の早さとうのも思い切りがよい、というか、切り替えの良さを感じてしまって。

一夜限りの女が自分には必要と言っておきながら、また会えるかな、と未練がましく〆るこの展開は、ひょっとしたら甲斐の基本的な要素の中にあるのかもしれない。

これまでの甲斐の遍歴を思うと、そう思ってしまうんだけど。

そんな急展開のことにはすぐにはついていけないけれど、確かにあるな、キレの良さが。

それをこの曲に感じてしまうんだよ。







# by mon1011s | 2012-05-12 22:37 | | Trackback | Comments(2)

渇いた街



♪ なまり色した 人気のない海に いくすじにも走る 光をみた事があるか
  白樺にふりそそぐ 三月の紫の雨を 息をのむ風景に あの日二人はいたのに

  かよわぬ血の音を 今夜お前は聞いている 寒気が身体を つきぬけるのを感じながら
  生まれなかった生命 二人互いを責め 打ちのめす夜更けに 眠れないまま横たわる

  渇いた街を うるおす雨が降る すりへっていく愛を 見殺しにするものか
  渇いた心 うるおす雨が降る 抱いてくれ 信じようとしない 口づけでもいいから

  自分を見失い 街をさまよい歩いた お前が言うように 俺は変われはしない
  幸せでいて欲しい 俺にはできなかったから そんなたわ言を 俺に吐かせたいのかい

  渇いた街を うるおす雨が降る すりへっていく愛を 見殺しにするものか
  渇いた心 うるおす雨が降る 抱きしめてくれ 信じようとしない 口づけでもいいから

  窓に映る顔に 見覚えがあるのなら その目でしっかりと 俺をとらえてくれ
  渇いた街を うるおす雨が降る すりへっていく愛を 見殺しにするものか
  渇いた叫び うるおす雨が降る はなさないで 信じようとしない 口づけでもいいから     ♪

 (作詞作曲;甲斐よしひろ)

綺麗で情緒的な詞というか・・・情感あふれる詞だといってもいいかもしれない。
禁句かもしれないけれど、この詞が甲斐オリジナルの詞だとしたら・・・

あの「BLUE LETTER」の続編という人もいるというこの曲。
それはワンフレーズだけを取り上げただけの単純な考えで、その点は甲斐も否定している。

3月の海辺は、冬が過ぎ去り、春を控えてるというのに、ひと雨降るその情景は酷く淋しいものだと思う。
そんなことがモチーフかどうかは分からないけれど、この曲の秀逸さは何といっても詞にあるんだろう。

ただ、曲調とリズムはいいんだけれど、イントロのアレンジが気に入らなかった。
それだけで、この曲からボクは離れちゃったんだけど、かなり出来過ぎの感のあるこの曲の詞。
これはミュージシャンじゃなく、作家が書くような詞なんだと思うし、その詞にアレンジが引きずられちゃったのかもしれないな。
甲斐らしいと言えば甲斐らしい曲の一つ、そういえば納得できるような気もするよ。

# by mon1011s | 2012-05-07 22:37 | | Trackback | Comments(4)

橋の明かり

♪ 愛の灯をすべてつけておいて 君はこの部屋から いきなり消えた
  水を流しっぱなしで 君は出て行っちまった 俺を残し 出っ放しさ
  水がこの目から

  橋の明かりつく頃 家路に人は急ぐ
  弱い太陽の下で 俺は何とか生きている

  ブラインドをおろし 電話も外され ドアにカギをかけて 俺の心を締め出した
  全ての愛をとりあげた この体から根こそぎ
  でもひとつ忘れてたね この涙とりあげるのを

  橋の明かりつく頃 帰る車の流れ 
  冬の太陽の下で 俺は何とかやってる

  何も話さない 何も聞かない 何も飲まない 食べない
  この想いのありったけを 消せない

  明け方に落ちていく 橋の明かりのように
  君へのこの思いも いつか消えるのだろうか

  水を出しっぱなしで 君は出て行っちまった 
  俺を残し 出っ放しさ 水がこの目から          ♪

 (作詞作曲;甲斐よしひろ)

このタイミングで、この状況で甲斐は何故この曲を書いたんだろう・・・と思ってた。

突然、離婚時のことが頭の中を過ったのか、それともデビュー当時の彼女との別れのことなのか・・・

よく分からないけれど、取り残された男の思いみたいな詞がつづられている。

ボク自身も体験があるから、この曲の詞に自分の気持ちを乗っけていたこともあるけれど、やっぱり恋愛に関しては男の方が未練を残しそうだ。
それはロマンティストだから・・・ということもできるんだろうけど、そんなところに男と女の差ってあるんだろうな。

突然の別れって、しこりを残しそうで嫌なもんだ。

けど、それを糧に強くなっていくようにも思えて、今にして思えばいい経験だったのかもしれない。

印象深い曲のようにも感じるけれど、甲斐が甲斐たる所以みたいなものがこの曲にはあるのかもしれないな。

# by mon1011s | 2012-05-06 00:27 | | Trackback | Comments(4)

愛と呼ばれるもの

とにかく好きだったこの曲。

KAIFIVE途中から甲斐を離れていて、KAIFIVEの解散、そしてソロ再始動もしらず、この曲が収録された「太陽は死んじゃいない」が発表された後、21周年ということで行われた武道館ライブの模様をFMで特集するという話を聞きつけて、ラジオにかじりつく様に聞いてたあの頃。
ようやく、アルバム「太陽は死んじゃいない」に気がついて、聞きこんでいたことが昨日のように思い出される。

その1曲目に収録されていたこの曲。
タイトル曲みたいなもんだ、と気が付いたのは後になってからだけど、素直に自分が好きだった甲斐よしひろが帰ってきた、という衝撃にも似た感情を持ったのを覚えてる。

ハードボイルド・・・それは作られたもので、甲斐の本来の姿ではないという人もいるけれど、こうした要素を含みつつ、成長してきたんだから、甲斐バンドも去ることながら甲斐よしひろにもそういうエッセンスは多分にあったということで、それが甲斐よしひろの大きな魅力になっていたことは確かなこと。

それを大いにこの曲で感じたんだよ。
アレンジもよし、歌詞を読んでるとメッセージ性も強く、今の時代に歌いこんで行っても十分にそのメッセージ性は伝わるものだと思う。

ソロ第2期は、ボクにとってまさに暗黒の時代のようだけれど、未知なる世界ということでもあり、そのスタートがこの曲であったことは充分に意味あることだったんだろう、と思ってたんだ。



♪ 拳上げろ 輝く日差しはないが 挑め 逃げるな 愛の一歩をふみだそう

  俺のわきに 身を横たえてくれ 拒まないで その一歩をふみだせ

  太陽は死んじゃいない 朝は死んじゃいない
  誓いもくちづけも 愛も死んじゃいない

  衿をたてろ うなる風に立ち向かえ つかめ肩を 胸の風穴をおさえ

  うたおう 今あの心の唄を 触れたその手 地面は冷えてはいるが

  太陽は死んじゃいない 心は死んじゃいない
  涙も闘いも 愛も死んじゃいない

  この服は けっして洗ったりはしない 黒い滲みは そのままにとっておく

  君と俺が 残した血は二人のすべて この血は むだに流したままにさせはしない

  太陽は死んじゃいない 朝は死んじゃいない
  炎の叫びも 愛も死んじゃいない                 ♪

 (作詞作曲:甲斐よしひろ)

# by mon1011s | 2012-05-03 22:24 | Trackback | Comments(2)

ブルー・ローズ



♪ 眠る砂 ふるえる髪 凪のドライブ めまいのくちづけ

  17才の少女 面影残る 君に出会った時の薫り
  今夜も切なく

  波の影 われたミラー 君抱き寄せる ボンネットの上

  19才の翳り 瞳に映る 青いバラの匂い くるしく
  君の香りさ

  ブルー・ローズ その残り香 わすれはしない わかれても
  ブルー・ローズ その残り香 うばえはしない 他のだれからも
  ブルー・ローズ そのきらめきと ああ翳り ずっと消さないで
  
  17才の面影 素足でかけた かれた水辺むごく 明けてく
  夢のさめぎわ

  眠る砂 ふるえる雲 凪のドライブ めまいのくちづけ          ♪

 (作詞作曲:甲斐よしひろ)

夢見心地というか、夢の世界のようだというか・・・ともかく幻想的な世界を連想させるワードが並んでる。

あの「オクトーバー・ムーン」を思い起こさせるような詩の世界。

メロディもよくその詞の世界に似合ってて、聞いてて心地い感じがする。

こんな名曲が陽の目を見なかったというのは残念だ。
KAIFIVEの4枚目のアルバムに収録されたかもしれず、シングルとしての発表もあったかもしれないこの曲。

後に「アタタカイ・ハート」に「BLUE ROSE BLUE」として収録されたものの、曲調としては圧倒的にこちらの方がいい。

KAIFIVEの成熟度が現されたような曲だけれど、そこは大人の事情で結果として未発表になってしまったということなのか。

残念なことだし、「HIGH WAY 25」に収録されていなければ知ることもなかっただろうと思うと、妙に腹が立ったなあ。  

# by mon1011s | 2012-04-30 17:44 | | Trackback | Comments(4)

激愛(パッション)

♪ 聞こえはしない音がある 波うつ君の胸の鼓動
  見えはしない輝きがある 翳りない瞳にはしる光
  ふれられぬ ぬくもりがある 素肌に息づく微熱
  うばいたい その切なさ はり裂けそうにささやくさ 今夜も Woo

  ひびきはしない歌がある 亜麻色にしなる髪の中で
  泣きだしたくなる夜がある かさねた体はなす瞬間の寒さ 
  うめられぬ すきまがある この愛におびえとまどう
  癒したい その傷を 声も上げずに叫ぶのさ 今夜も Woo

  蘇り 燃えあがり 終わりはなく 二人もう一度 
  飛び立つと 願うのさ 傷を負ってもひきさがりはしないと
 
  愛しかない 世界ゆらすのは 解き放て 生命のまぶしさ
  うばいたい そのすべてを 
  かぎりない炎 ささやきと叫びの中で Woo     ♪

 (作詞作曲:甲斐よしひろ)

むちゃくちゃ好きだったこの曲。
でも、この曲の存在に気がつくのが遅かったのかもしれない。

「徳光のTVコロンブス」という番組のエンディング・テーマで使われるという話も聞いていたし、その番組自体も見て、この曲も聴いてたはずなのに、シングルを買ってなかった。
この曲と番組の組み合わせがよくなかったのかもしれない。
番組自体はバラエティみたいなものだったと思うが、この曲を使うならばシリアスなドラマの曲として使ってた方がよかったのかもしれないな。

KAIFIVEの活動休止の話など、当時は全く知らなくて、そのうちこの曲が収録されたアルバムが出るだろう・・・と高をくくってたら、この曲がKAIFIVE最後の曲となってしまい、アルバム未収のままとなってしまった。

この後、私的なことで甲斐からほとんど離れてしまう時が続いてしまったため、この曲のことを再認識したのは甲斐バンド再々結成の時まで待つこととなってしまった。
BEATNIKツアーからまたライブに参戦するようになって、ライブ会場で手にしたHIGH WAY25。
その中に収録されてたこの曲に気がついて、改めて聞いてみたら・・・・あの甲斐のハードボイルドがこんなところにも生きてたんだと再認識し、何故か「翼あるもの」に感じた壮大さをこの曲にも感じてしまった。
詞の構成、選び方、テンポ・・・どれをとっても素晴らしい1曲。
この曲の素晴らしさに、なんでリアルタイムで気付かなかったんだろう・・・と後悔にも似た感覚を持った。

この曲がKAIFIVEの最後の曲となってしまったのも、何か運命みたいなものを感じてしまう。
こういう曲も十分にやれるユニットだったんだと、再認識させられた気分にもなった。

残念ながらライブでは十分な演奏になってない感じもする。
それはこの曲を演奏するバンド、ミュージシャンがこの曲の壮大さに追いついていないからかもしれないな。

# by mon1011s | 2012-04-29 01:33 | | Trackback | Comments(2)

『嵐の明日』

このアルバムは、まず甲斐ありきという感が強くなった。
KAIFIVEというユニットが、どう変換していくのかが気になってこのアルバムを買ったんだけど、なんだか甲斐バンドに近くなったなあ、というのが率直な感想だった。

もっとバリバリやってもいいのに・・・という思いと、やっと落ち着いてきたのかな、という思いが交錯して。

でも、甲斐がいなけりゃ・・・という感じはつきまとってた。

その割にヤッチが3曲も歌ってたりして、甲斐は甲斐なりにメンバー個々のアピールを考えていたんだろうけど、その思惑もうまくいかなかった感じだった。

このアルバムは、KAIFIVEの3枚目のアルバムだけれど、ユニットとしての色合いよりも、メンバー個々の色合いが際立ってた感じが強かった。

ヤッチのボーカルの良さもあったけれど、情感あふれるギターワークがよかったし、パンチ力のあった今川のドラムも光ってた。

ユニットとしてのきらめきも意識せずともメンバーの演奏そのものが際立ってて、いい感じに聞こえたんだけどね。

久々のヒット曲も生まれたし、表立たなくともいい曲はいいんだ、という曲もあった。

ただ、アルバムの後半がうまく流れず、個々だけは残念だった。

それでも当時、これでKAIFIVEが終わりだなんて夢にも思わなかったね。

ヒット曲よりもタイトル曲・・・これが最も光ってたアルバムだった。

# by mon1011s | 2012-04-26 20:38 | アルバム | Trackback | Comments(2)

都会(まち)のつらら



♪ 昨日みた夢は ひどく悲しい夢 青く冷たい 光があたってた
  叫び声で 目を覚ました 自分の叫んだ声でさ
  死んでしまったんだと思った 死んでしまったんだと思った

  そんなものは ありはしないと人はいう 誰もが決して 気づきはしないが
  いるのさ 人知れず生きてく二人の事さ 陽もあたりはしない歩道橋に
  さがっているつららのように さがっているつららのように

  真昼のように ネオン輝く街 かまれた傷 誰かに愛されていたい いつも

  いらないそんな さしのべられる手など 欲しいのは 君のたしかなぬくもり
  うばって抱いて そして救って うばって抱いて そして救って

  そんなものは ありはしないと人はいう 誰もが決して 気づきはしないが
  いるのさ たしかめあい生きてく二人の事さ 陽もあたりはしない歩道橋に
  さがっているつららのように さがっているつららのように

  昨日みた夢は ひどく悲しい夢 青く冷たい 光があたってた          ♪

 (作詞作曲:甲斐よしひろ)

活動休止に正確な区切りなんてものはないだろうし、KAIFIVEはこの後も曲の発表があったのだから、リアルタイムでKAIFIVEを見てなかったボクには、この曲を当時どう感じてたのか、まるで記憶がないんだ。

今にして思うと、KAIFIVEに対する甲斐の思いとか、KAIFIVEの状況が推し量られたような曲だと思う。

一つの区切りと言えば聞こえがいいんだろうけど、ユニットと言えど終焉を迎えそうになっていたのだから、案とも言えない悲哀みたいなものまでも感じられてしまう。

この時の状況と、これからのこと、いろんな思いが相まって作られた感が強いこの曲。

“つらら”というフレーズが、そのままKAIFIVEに当てはまってしまいそうなこの曲。
それでも、ドラムの力強さが存分に感じられて、KAIFIVEの面目躍徐という感じがしないわけでもないな。

未だライブで聞いたことがないんだけど、確かロッキュメントで演奏してたかな。
甲斐バンドではなく、甲斐ソロで来てみたいと思うよ。

# by mon1011s | 2012-04-21 00:16 | | Trackback | Comments(2)

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